本校推薦者の声

本校推薦者の声

梧桐学苑 最高顧問 井口 潔博士

医学博士・理学博士・勲二等瑞宝章 福岡県久留米市生まれ
九州大学医学部名誉教授・日本外科学学会名誉会長
日本学術会議会員(12・13・14期)
アメリカ外科学会(ACS)名誉フェロー・フランスアカデミー会員
日本学術振興会井口記念人間科学振興基金運営委員
「ヒトの教育の会」会長など歴任

外科学の世界的権威 井口 潔先生

梧桐学苑は、井口潔博士を最高顧問にお迎えします。 外科学の世界的権威である井口潔先生は、不登校や勉強嫌いなどの日本の危機的な教育環境に警鐘をならし、 感性を大事にする「脳の育て方による人間教育論」を説き、実践的に活動されています。 長年にわたり医学的見地から研究を重ね、導き出されたこの理論は、ともすれば常識を覆す驚きと発見の連続ですが、その理論の正しさは「ヒトの教育の会」全国各地で実践的に証明されており、梧桐学苑もその正しさを 実感して参りました。

生きる力を育てるため「脳の育て方による人間教育論」

① 教育では「第一次の感性脳で生きる力を育てる感性教育(10歳までの教育)の土台の上に第二次の知性脳で生きる手段を教える知性教育(10歳以後の教育)を行わなければならない。第一次教育と第二次教育は教育の車の両輪だが、第一次教育と第二次教育を逆に行うことは不可である。」これは特に小学校期の教育に心すべき事です。

② 子どもの教育には「脳の成長の時期・特徴に対応した適時・適切な環境刺激=教育・訓練が重要である」

③ 教育は全生涯を鳥瞰する視点が重要で、幼稚園・小学・中学・高校・大学と分断されるのではなく、成長各期はその前期の支えによって本来の機能がよく発揮出来るように仕組まなければならない。



学校法人橘学苑 理事長 土光陽一郎様からのメッセージ

“子供たち1人1人の「夢と志」を育てる教育にエールを送ります”

「不登校・引きこもり」も「発達障害」も個性の顕れとして、そのような子供たちの「夢」や「志」を育て、 不登校・引きこもりを乗り越える架け橋となる梧桐学苑を中嶋先生が設立されたとのこと誠に嬉しく頼もしく 思います。

もうすでに13年程前(平成12年)になりますが、橘学苑が開学以来の大ピンチになった時、貴君が私に『橘学苑の人間教育の原点は創立者土光登美先生の「正しきものは強くあれ」の言葉の中にあるとして、多種多様な個性的な生徒達の夢や志を育て、実現させるための5つのコース制(国際・デザイン美術・文理総合・文理難関コース・普通科創造コース)等の教育改革を断行する』よう進言して来られました。

お陰様で、教育改革は成功し、橘学苑は今年で創立71周年を迎えました。私は改めて思うのですが、あの時の貴君の実行力は素晴らしかったし、また今ほど創立者の「正しきものは強くあれ」という言葉が重みと深い意味を持って私どもの胸に迫ってくる時はありません。

橘学苑の教育改革の時の貴君のあの情熱と信念と実行力を持ってすれば、例え「不登校・引きこもり」や 「発達障害」等の子供たちであっても、それぞれの壁を乗り越えて、必ずや梧桐学苑からも「正しきものは強くあれ」の信念と「志」を持った個性ある大人物が育って来ることでしょう。梧桐学苑の益々のご発展を祈念しエールを送ります。

東都医療大学 副学長 五十嵐 雅子先生からのメッセージ

東都医療大学副学長。
1948年 東京生まれ
東大大学院人文科学研究科で修士号を取得。
専攻は比較文化、医療、介護。
通信制の創学舎高校校長も務める。

その子の人生に寄り添って成長を見守る「梧桐学苑」に期待します。

<笑いを含めた豊かな感情の回復も>

不登校が長期化して自宅にひきこもりがちになってしまった子どもたちは人間の豊かな感情表現である笑う力も弱くなってしまいがちです。

私は、「学校が楽しくない」という大学生を惹きつけるため吉本興業とタイアップし「笑い学講座」を設立し、2006年には「笑いと健康学会」に発展させ事務局長も務めています。

笑う力がそれぞれの人の人生に活力を与え、より豊かにしていく姿を見てきました。

梧桐学苑が引きこもりの子どもたちの自宅を訪問し、カウンセリングを中心にした支援を行うことは、 学力などの回復と同時に、笑いを含めた豊かな感情の回復にもつながるものと思います。

<人にやさしくされた経験が成長につながります>

誰でも人にやさしくされた経験は、基礎学力以前に人間に対する信頼感をつくることに役立ちます。 それが世の中で、自分が安心して暮らすうえでの力にもつながっていきます。

高校生でも、出来るだけ早く卒業したい子もいますが、逆にゆっくりと学んだ方がよい子もいます。これは、ていねいにその子と親御さんのことをみてみないとわからないことです。

自宅訪問カウンセリング、自宅訪問学習支援という梧桐学苑の形態は、その点で子どもたちや親御さんの事情を理解したうえで、アドバイスもできるようになるでしょう。

高校を卒業するためには決まり事がありますが、決まりの中にその子がいるのではなく、その子にとって決まりをどう使い、とどこおりなく、次のステップに送り出してあげるかに知恵を絞るのが教育者として重要なことだと思います。

梧桐学苑はこれまでにない教育機関ですが、高校卒業まで導いてあげるしくみと同時にその子の人生に寄り添って親御さんとともに成長を見守ってあげられるものと期待しています。